blenderパソコンのスペックの選び方を分かりやすく解説【2020年版】

無料3DCGソフトの定番blender。今回はそんなblenderに適したパソコンのスペックとおすすめパソコンを解説します。

3DCGソフトなので無料といえど、最低限のスペックを選択しないとせっかく購入したパソコンも無駄になってしまいます。
どんな基準でどんなパソコンを選んだらいいのか。

CG監督

ビギナー向けから業務用に使いたい方向けに幅広く紹介していくので、ぜひパソコン選びの参考にしてください。

>>先におすすめのパソコンを見る

blenderパソコンの推奨・必要なスペックの選び方

ちなみにblenderは、

  • Windows 10, 8.1 and 7
  • macOS 10.13+
  • Linux

の3つのOSで使用することができます。最新のOSにも対応しているので使い勝手は良いです。OSを問わないCG制作をすることができますね。

まずはBlenderには公式が提唱する推奨スペックがあります。そちらを見ていきましょう。

Hardware Requirements (Blender 2.80)
Minimum

  • 32-bit dual core 2Ghz CPU with SSE2 support
  • 32-bits will be dropped per 2.81
  • 4 GB RAM
  • 1280×768 display
  • Mouse, trackpad or pen+tablet
  • Graphics card with 1 GB RAM, OpenGL 3.3

Recommended

  • 64-bit quad core CPU
  • 16 GB RAM
  • Full HD display
  • Three button mouse or pen+tablet
  • Graphics card with 4 GB RAM

Optimal

  • 64-bit eight core CPU
  • 32 GB RAM
  • Full HD displays
  • Three button mouse and pen+tablet
  • Graphics card with +12 GB RAM

blender公式「Requirements

サイトでは英語表記になっているため、日本語訳にして改めて解説します。

blender公式では大きくスペックの大小の違う3つの構成を推奨としています。それが「最低」「おすすめ」「最適」の3つのスペックです。その後に、推奨グラフィックボードが紹介されています。

まずは、最低スペックからまとめます。

最低スペック

  • CPU:2コア32ビット2GHzCPU
  • メモリ:4GB
  • ディスプレイ:1280×768
  • 外部デバイス:マウス、あるいはトラックパッド・ペン、タブレット
  • グラフィックボード:1GBのVRAMでOpenGL

見てみると新品5万円以下のノートパソコンでも満たしているスペック。これだと、コア不足メモリ不足により画面フリーズが多発してしまいます。解像度も低いことから、綺麗な映像出力も厳しいです。

あくまで、blenderのソフト起動、大きいポリゴン数のモデル(細かいポリゴンは描写が難しいと思います)閲覧といった使用目的に限られてしまいます。

おすすめスペック

  • CPU:4コア64ビット
  • メモリ:16GB
  • ディスプレイ:フルHD
  • 外部デバイス:3ボタンマウス、ペンタブ
  • グラフィックボード:4GBのVRAM GPU

おすすめスペックを見ると、やはりグラフィックボードが4GBと設定されていることから、映像出力を行う上でしっかりと映像用にVRAMメモリを確保して上げる必要があることが分かります。CPUだけではメモリ不足なんです。

しかしグラフィックボードの中でも4GBのVRAMのものは、グラボ全体で見てもスタンダード向け。グラボ的には低スペックになります。さらに余裕を持たせるには上位を選ぶ必要があるんです。

メモリ16GBもそれなりに確保されています。

最適スペック

  • CPU:8コア64ビット
  • メモリ:32GB
  • ディスプレイ:フルHD
  • 外部デバイス:3ボタンマウス、ペンタブ
  • グラフィックボード:12GBのVRAM GPU

最適スペックは、やはり余裕を感じますね。

CPUも8コアだとCore i9、メモリも32GBと快適にblenderをオペレートできる構成。ポリゴンを小さい設定にしても、サクサク動くので細かいモデリングがしやすく、レンダリングスピーディーに動きます。

ビギナー向けとして、スペックは最低限のMimumを勧めたい所ですが、こちらはあくまで最低スペック。

初心者だからといって安易にMinimum通りに選んでしまうと、作成データを作り込むうちにデータが重くなり、作業が滞ることにでしょう複数のソフト起動、ウェブ閲覧といった同時進行で他の仕事で行う場合は尚更です。

Blenderの中でも「Yafray」というレンダリングを行うツール。このツールのように、高い負荷のかかるツールを常時に使用される方はOptialを基準に考えるといいです。

CG監督

このように、作業レベルに合わせて適したスペックを選ぶことが大切。この記事ではビギナー、スタンダード、プロレベルと作業ステージ別にスペック・パソコンを解説して参ります。

PCパーツの中でも、特に以下のパーツが重要なので詳しく解説していきますね。

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • グラフィックボード

CPU

CPUは、パソコンパーツの中でも重要なパーツの一つです。

なぜなら、処理速度の高いCPUを搭載することで、余計な待ち時間を減らし、その分作品のクオリティを上げる時間に使えるからです。CPUはその性能が顕著に出るので、妥協すること無く選んでいきましょう。

スタンダード向けはCPUは、クアッドコアということなので、4コア以上。現在発売中のCore i5 第9・10世代(6コア)を選べば事足ります。快適に動作させたいスペックを求めるのならOptimalの提唱するCPUに8コアが必要。Core i7の第9・10世代(8コア)を選ぶといいです。

IntelのCPUに対し、「Ryzenではどうなのか」という点も疑問があるでしょう。

価格と性能のパフォーマンスが魅力的なIntelですが、コア・スレット数の多いAMDのRyzenも実はおすすめです。

  • AMD Ryzen9-3900X:12コア24スレッド(PUNI-ROG

はインテルのCPU

  • Core i9-10900:10コア20スレッド(FRGHZ490/C

よりも多いコア数でパフォーマンスも高いです。

のPCもインテルには出せない高コア数の魅力があります。

メモリ

メモリは、最低8G以上を積みましょう。メモリ不足になると、足りない分をHDDやSSDで補うことになり処理速度が低下します。

例えば、ブラウザ同時に4つも開いたり、メール、音楽アプリ、Word、Excelの起動で少なく見積もって4GBは消費してしまうため、blenderを開く頃にはメモリが一杯一杯となってしまいます。

それ以上に使用するという方は(ほとんどはこちらだと思います)、16GBあると安心です。

Optimalで提唱している通り32GBがあると快適というわけです。

ストレージ

ストレージはHDDだけでなく、SSD搭載のものを選択しましょう。

データは重ねれば重ねるほど、当然ながらデータサイズは大きくなり、保存時の読み書きに時間がかかってしまいます。そうなると、HDDでは処理速度に限界があり作業が滞ることも。

通常のSSDでも保存時の速さを実感できますが尚SSDよりも早いM.2 SSDを搭載するとSSDに比べ約半分の時間で処理が終わります。カスタマイズに余裕のある方はこちらを選択するといいでしょう。

グラフィックボード

グラフィックボードはPCパーツの中でも特に重要度が高いパーツです。

映像編集やCG・VFX制作では、メモリを多く消費します。中でもビデオメモリは消費量が多いです。

CG処理などの重たい処理をグラフィックボードのメモリに任せることでCPUの値段を下げ、全体的なコストカットも可能なので、グラフィックボードは妥協せずに選びたいものですね。

グラフは、横軸が大きいほどパフォーマンスが高いことを表しています。当然ながら、パフォーマンスに比例して値段も上がります。

価格の抑えたスタンダードモデルには、GPUメモリが6GB以上の中でもコスパの良いGeforceGTX1660を。よりBlenderを使いこなしたいという方は、GPUメモリ8GBを備えコストパフォーマンスに優れている、Geforce RTX2070がおすすめ。

blenderに必要なMacのスペックとは?【要注意】

Windowsのパソコンではなく、Macでblenderを動かそうとスペックを選んでいる方は要注意です。

MacのOSは年々新しいものにバージョンアップされていますが、アップルが「macOS 10.14 Mojave」OpenGL/GL ES、OpenCL、OpenGL ESを非推奨としています。
非推奨APIリストへの追加で、同社がいつまでOpenGL/CLのサポートを継続するかは不明だが、将来的に新バージョンのOSで排除する可能性を示唆している。

PCwatch「「Apple、macOS/iOSで「OpenGL/CL」の利用を“非推奨”に」より参照

現段階ではMacでの動作は可能となりますが、今後Macでの3DCG制作ができにくくなると考えるとMacパソコンよりも素直にWindowsパソコンを選ぶ方が賢明です。

Windowsパソコンは、10万円台で1000万ポリゴンのモデリングは楽々で大体のことは行うことが可能。今の予算で組めるPCのスペックの物足りなさは、将来的に増設することでカバーできます。

そういった意味でもWindowsパソコンを選んでみてはいかがでしょうか。

ニーズ別blenderおすすめパソコン

ここからはニーズ別のおすすめパソコンを紹介していきます。

  • 初心者におすすめ価格の安い構成
  • 快適な構成
  • 余裕のある構成
順に解説していきます。

初心者におすすめ価格の安い構成

ここで紹介するパソコンは、価格が安く初心者の方におすすめです。

グラフィックボードは、GeForce GTX1660を採用。GPUメモリ6GBとしっかり確保されているので、細かいスカルプも綺麗に表現できます。

フロンティア FRGKH370/B

CPU Core i5-10400
メモリ 8GB
GPU GeForce GTX1660 SUPER
価格 94,800円(税抜)〜

フロンティアのFRGKB460/Aは、最新のCPUを搭載したコスパ最高な一台。

ツクモ GA5J-D201/T

CPU Core i5-10400
メモリ 8GB
GPU GeForce GTX1660Ti
価格 104,800 円(税抜)〜

ツクモ GA5J-D201/Tは、ツクモブランド「Ex-computer」。

ストーム PG-FR

CPU core i5-9400
メモリ 8GB
GPU GeForce GTX1660
価格 113,800円(税込)〜

ストームのPG-FRは、静音ゲーミングPC。吸音シートが内部に取り付けられているのでとても静か。

マウス PM-B

CPU Core i7-9700
メモリ 8GB
GPU GeForce GTX1660 SUPER
価格 129,800円(税込)〜

マウス G-tune PM-Bは、マルチにこなせる処理能力の高さが魅力。

快適な構成

快適な環境を整えるのなら、GPUをRTX2070。メモリを32GBが少なくとも必要です。

GPUはメモリが8GBもあるので、ポリゴン数の少ないデータも扱えます。

具体的に言うと、一桁台のポリゴン数(2〜3など)カクカクしないで扱えるので、人間の胸やお尻といったパーツのモデリングもサクサクです。

ツクモ G-GEAR GA5A-D194/T

CPU Core i7-10700K
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX2070 SUPER
価格 205,000円(税抜)〜

ツクモのG-GEAR GA5A-D194/Tは、最新パーツを搭載した高速処理PC。

フロンティア FRGBZ490/C

CPU Core i9-10900K
メモリ 32GB
GPU Geforce RTX2070 SUPER
価格 224,800円(税抜)〜

フロンティア FRGBZ490/Cは、多くの人に選ばれている万能PC。

ストーム PG-EF

CPU Core i7-9700K
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX2070 SUPER
価格 194,600円(税込)〜

ストーム PG-EFは、ホワイトケースが特徴。サイドはガラスパネルでかっこいい。

余裕のある構成

ツクモ G-GEAR GA9J-G194/ZT

CPU AMD Ryzen 9 3900X
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX2080 SUPER
価格 245,000円(税抜)〜

ツクモのG-GEAR GA9J-G194/ZTは、ツクモの最新ゲーミングPC。ポイント還元率も高いです。

フロンティア FRGRH370/SG2

CPU Core i9-10900
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX2080
価格 256,600円(税抜)〜

フロンティアのFRGRH370/SG2は、フロンティア限定ケース。サイドパネルが強化ガラスでLEDが映えます。

ストーム PUNI-ROG

CPU AMD Ryzen 9 3900X
Core i9-10900
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX2080 Ti
価格 628,800円(税込)〜

CPUを2つ搭載した最高パフォーマンス重視型PC。

blenderパソコンにおすすめなメーカー


ここでは、これまで紹介してきたPCのメーカーを紹介するとともに、そのメーカー・ショップで安く買う方法も解説していきます。

今回紹介するのは、以下のメーカーです。

  • フロンティア
  • ツクモ
  • ストーム
  • マウスコンピューター
  • HP
  • DELL
順に解説していきます。

フロンティア

  • blenderパソコンが9万円台(税抜)で手に入る
  • スペックの低い〜高いまで自由自在
  • カスタマイズ画面が見やすい、コメントアドバイス付き
  • WEB限定価格で安い
blenderパソコン価格 9万円(税抜)〜
ポイント なし
お届け日 注文から約1週間
送料 2,000円(税抜)
下取りサービス 1,000円(税抜)割引

フロンティアは、ゲーミングPC(Geforce搭載PC)のラインナップが豊富なBTOメーカーです。

セールや割引も頻繁に行われているので、欲しい商品がお得に手に入れられる可能性が高いです。

在庫限りのアウトレットや歳末セールも常に開催されているので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

参考 フロンティアのパソコンを安く買う方法【割引セールが安い】

ツクモ

  • blenderパソコンが17万円台(税抜)で手に入る
  • スペックのラインナップが豊富
  • Quadro GV100、Quadro RTX 8000も選べる
  • ポイントが付いてなお安い
blenderパソコン価格 17万円(税抜)〜
ポイント あり
お届け日 注文から3~5営業日
送料 2,000円(税抜)
下取りサービス 1,000円(税抜)割引

ツクモは、カスタマイズの種類が豊富なBTOメーカーです。

コンパクトな省スリムスペースPCから、大きなタワーPCまでケース・スペック別に幅広いカスタマイズをすることができます。

よって、ビギナーの方から大手企業・一流クリエイターの方まで幅広い方を対象にしています。ポイントも付くので周辺機器も合わせて購入しやすいです。

参考 ツクモでBTOパソコン「eX.-computer」を安く買う8つの方法

ストーム

  • blenderパソコンが10万円台(税込)で手に入る
  • タワーケースの種類が豊富
  • 税込表示で価格が分かりやすい
  • WEB限定価格で安い
blenderパソコン価格 10万円(税込)〜
ポイント なし
お届け日 注文から5営業日
送料 2,000円(税抜)
下取りサービス あり

ストームは、特徴のあるケースが採用され見た目にもこだわったPCが販売されています。コスパが良いので、内面・外面のクオリティを求める方におすすめです。

例を上げると一つは排気に優れたケース、もう一つは静音設計のLEDが光る見た目にもこだわったもの。どちらも同じ価格帯で選ぶことができます。

HPに記載のパソコンはどれも税込み表示なので、料金が分かりやすいのは嬉しい仕様です。

参考 ストームでパソコンを安く買う方法!季節のお買い得セールが狙い目

マウスコンピューター

G-Tune
  • blenderパソコンが9万円台(税抜)で手に入る
  • Gtuneはプロゲーマーに使われる一台
  • デスクトップ・ノートの種類が豊富
  • Officeソフトが同時購入で特別価格で購入できる
blenderパソコン価格 9万円(税抜)〜
ポイント なし
お届け日 15時までの注文で3・4営業日で出荷
送料 3,240円(税込)
下取りサービス 1,000円(税抜)割引

マウスコンピューターは、安くて高品質なパソコンが手に入るBTOメーカーです。乃木坂46のCMが有名ですよね。

マウスには様々なシリーズのパソコンがありますが、中でもプロも愛用するGtuneシリーズは、プロゲーマーにも愛される一台です。

コスパの良い商品から現最高スペックまで、ニーズに合わせてお好みにカスタマイズすることができます。幅広い種類から、お気に入りの一台を見つけたい方はマウスのパソコンを御覧ください。

参考 マウスコンピューターで安く買う10個の方法【割引セールで安い】

HP(ヒューレットパッカード)

HP Directplus -HP公式オンラインストア-
  • blenderパソコンが25万円台(税抜)で手に入る
  • 世界的有名BTOメーカー
  • 格安モデルから高性能モデルまで出品
  • 海外の工場からの発送なので納期がかかります
blenderパソコン価格 25万円(税抜き)〜
ポイント なし
お届け日 5営業日
送料 3,000円(税抜)
下取りサービス なし

HPはラインナップ豊富なパソコンで世界的シェアを誇るメーカーです。

HPのゲーミングPCは、「Pavilion」と「OMEN」シリーズがありますが、メモリを32GBに増設できるOMENシリーズを今回は選定しました。

プロeスポーツにも使われる一台なので、パフォーマンスを最大限に発揮してくれますよ。

参考 割引クーポンあり!HPのパソコンを安く買う10個の方法

DELL

デル株式会社
  • blenderパソコンが25万円台(税抜)で手に入る
  • 世界的有名BTOメーカー
  • 3年間の保守サービスが標準装備
  • 海外の工場からの発送なので納期がかかります
blenderパソコン価格 25万円(税抜き)〜
ポイント なし
お届け日 3~4営業日で工場から出荷
送料 無料
下取りサービス なし

DELLは、ラインナップ豊富なパソコンでHPと同じく世界的シェアを誇るメーカーです。

商品は3年間の保守サービスが追加料金なしで付いているので、もしもの時にも安心です。

モニターやマウスといった周辺機器も同時購入すると割引価格で購入することができます。

参考 割引クーポンあり!DELLのパソコンを安く買う方法

まとめ

今回はblenderパソコンとスペックについて解説してきました。

無料で使える3DCGソフトであるblenderは、公式ではそこまでシビアにスペックが求められていません。本当はもっとスペックが必要なのに、公式で提唱する「ビギナー向け」のスペック通りに組んでしまうと失敗することも。

人によって、作業レベルは異なるので余裕をもった能力が出せるように選びましょう。
blenderに適したノートパソコンと価格重視のスペックの選び方【2020年版】3DCG制作パソコンおすすめはコレ!2020年版スペックの選び方