MAYAの推奨スペックとおすすめパソコンを解説【2022年版】

MAYAはCG製作ソフトの代表各。そんなソフトに見合ったスペック選びに悩まれていませんか?

MAYAに適したスペックといっても、各人によって仕事環境によって求められるスペックは異なります。

今回は、「モデリング・アニメーション・レンダリング」といった作業別に推奨スペックを紹介。お金をかければ当然能力の高いパソコンは手に入りますが、予算の範囲内で最高スペックを組めるよう作業レベル別に紹介していきますね。

MAYAに必要なパソコンスペック

まずはMAYA公式が発表している動作環境を見ていきましょう。

Maya動作環境を解説

公式では、ソフトとハードの2種類の推奨動作環境が紹介されています。

【Maya 2020より】

ソフトウェア

オペレーティングシステム Microsoft® Windows® 7 (SP1)、Windows® 10 Professional、Windows 10® バージョン 1607 以降のオペレーティング システム

Apple® Mac OS® X 10.13.x、10.14.x、および 10.15.x オペレーティング システム

Linux® Red Hat® Enterprise 7.3、7.4、7.5、7.6、7.7 WS オペレーティング システム

Linux® CentOS 7.3、7.4、7.5、7.6、7.7 オペレーティング システム

Nvidia GRID および VMWare を使用した仮想化ガイド

ブラウザ オートデスクは、オンラインの補足コンテンツへのアクセスには、次の Web ブラウザの最新バージョンの使用を推奨します。

Apple® Safari® Web ブラウザ

Google Chrome™ Web ブラウザ

Microsoft® Internet Explorer® Web ブラウザ

Mozilla® Firefox® Web ブラウザ

対応OSは、Windows、MAC、Linuxの3つ。CGソフトは大きく3OSにしていますね。blenderやmodo、Cinema4Dも同じく対応。

3dsmaxに関しては、Windowsのみしか対応していません。

ハードウェア

CPU 64 ビット Intel® または AMD® マルチコア プロセッサ、SSE4.2 命令セットを使用
グラフィックス ハードウェア Maya認定ハードウェアを参照
RAM 8 GB の RAM (16 GB 以上を推奨)
ディスク空き容量 インストール用に 4 GB のディスク空き容量
ポインティング デバイス 3 ボタン マウス

重要視すべきはハードウェアの項目。この項目こそがパソコン選びで重視すべきポイントです。

まずはCPUはマルチコアは必須。インテル・AMDの指定はないようです。

グラフィックボードは、Maya認定ハードウェアが参照されています。ここでは、Windows・MAC・Linuxでの対応グラフィックボードが一覧となっていますが、現行のグラボほぼほぼ「可」を示すチェックマーク✅のみ。

そしてどのくらい「数値的に」OKなのかは示されていません。定量評価はないのです。

あくまで「動作可能」を示す値と認識してください。

メモリは、8GBとなっていますが補足に16GBが推奨と表記していますね。できればもう少し欲しいところ。。。

CD制作従事者が使っているPC

実際にCG制作を現場で使っている人のPCスペックがこちら。実際に仕事としいるクリエイターに聞いてみました。

メインPCとサブPCの2台持ちという人が多いようです。

理由としては、メインのPCが壊れたり、扱っていたデータが何らかの理由によってメインPCで使えなくなったときのためにサブPCを使うみたい。

メインPC

  • CPU:Core i9-9900KF
  • メモリ:40GB(32GB+8GB)
  • グラフィックボード:Geforce RTX2060

サブPC

  • CPU:Core i7-9700
  • メモリ:32GB(16GB×2)
  • グラフィックボード:Geforce GTX1660

データが壊れてしまうと元も子もないので備えてるんです。それほどCGデータはデリケート。

ということでここからは、具体的な各パーツの選び方を掘り下げていきましょう。

  • OS
  • CPU
  • メモリ
  • グラフィックボード
  • HDD・SSD

OS

OSはWindows10が良いです。

Windowsは価格と機能性のコスパが良く、お金が無い学生でも手が出せるというのが最大のメリット。

そして後に紹介するグラフィックボードの相性も良いのがWindows。まだまだWindowsが主流になるでしょう。

さらに、ネットでアップされているMayaの解説記事や動画はWindows版を使用したものがほとんどなので、使い方を調べる際にも普段から使い慣れているWindowsの方が調べやすいと思います。

CPU


CPUは、グラフィックカードのパフォーマンスにも影響していくるパーツなので、低コア数は要注意です。最低でもコア数も8コアは下回らないようにしましょう。

コストパフォーマンスと価格面の観点からCore i7の第11あるいは第12世代を採用。

レンダリングを中心に組むのなら、Core i9を選ぶと8コアで16スレッドもあるので安心。

CG監督

さらなるパフォーマンスを求めるのなら、Core i9-9900Xといった10コア20スレッドのCPUで高負荷でもサクサク処理してくれます。

メモリ

メモリは、複数アプリを同時使用する仕事環境を想定し最低でも32GBは必須です。一つのアプリで16GB程度を消費することもあるので、余裕をもった設計が必要です。

CG監督

メモリは32GBは少なくとも欲しいです。あらかじめ複数アプリをいくつも起動することが分かっている場合は、64GBを選んでも不足はありません。

グラフィックボード


グラフィックボードは、MAYAのAPIに対応したQuadroが最適なのでは?と思われがちですが、必ずしもQuadroでなくてはならないことはありません。

しかし、グラフィックボードに搭載されているビデオメモリさえ満たしていれば、使用感には大差ありません。

もちろんQuadroの操作における正確性を求めるのなら選択して遜色はありませんが、Quadroの機能が発揮されるのはあくまで作業の最終段階であるコンポジット作業のみ。

コンポジットは、色調や解像度を合わせる際の作業で、CGを作る上でこの作業の正確性は重要なものとなります。よって、終わりから最終段階まで一貫してワンオペ作業をする方は、Quadroシリーズを選びましょう。

今回紹介するPCに搭載されているQuadroの性能は上記の表を参考にしてください。上に行くにつれて値段は上がりますが、その分能力も向上します。

ちなみに、「Quadro RTX◯◯◯(◯◯GB)」←カッコの数値はGPUメモリの大きさ。この値が大きいと映像処理メモリが確保されるので、滑らかな映像処理ができます。

逆に、単純な高速な描写を求めている方は、Quadroよりも値段が低くてGPUメモリが高い、Geforceのグラフィックボードを選ぶ必要があります。

よって、ここではQuadroに比べてコスパの良いGeforce RTX2060を標準装備で採用します。GPUメモリも8GB搭載なので、中程度のレンダリング処理にも問題ありません。
ポリゴン数の多いレンダリング等で更なる高付加に対応する場合は、16GBを備えたQuadro 5000以上のものがベストです。

HDD・SSD

近年のファイルデータは、4K、8K画質が主流になりつつあるので、ファイルデータも膨大。そのため、データの保存時間を短縮するには,SSDが必須です。

通常のSSDでもOKですが、SSDよりも体感2倍程度のスピードを誇る「NVMe M.2 SSD」を選ぶことで書き込みと読み出し時間を大幅に短縮。
これにより、無駄な待機時間を減らし作業時間削ることがありません。煩わしい時間がなくなり、より仕事に集中することができます。

MAYAにおすすめパソコン

MAYAにおすすめなパソコンを価格帯別に紹介していきます。

当然ながら、値段が上がれば高性能となりますが、実際の作業で求められる性能以上のものを選んでしまうとのも勿体ありません。必ず適切なものを選びましょう。

価格の安い構成

初心者向け構成と言えど、ワンオペでレンダリング作業することを考慮すると最新GPUであるRTX3060がおすすめ。最新RTX3000シリーズの下位モデルではありますが、性能は従来モデルのRTX2060と比較すると、1.3倍の性能。RTX2080Tiと同等レベルの性能があります。

性能を確保した上で価格を抑えるなら選びたいグラフィックボードとなります。

メモリは32GBあると安心。WEBブラウザをいくつも開きながら、CGソフト等アプリを多数同時起動してもサクサク動きます。

ツクモ GA7J-H214/ZB

CPU Core i7-12700
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX3060
価格 242,999円(税込)〜

大型のグラフィックカードを搭載できるスペースがあるため、将来さらに大型のグラボ増設の際にも安心です。

セブン ZEFT R34A

CPU Ryzen 7 5800X
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX 3060
価格 243,380円(税込)〜

ライゼン搭載8コア16スレッドの最新CPU搭載。

マウス G-Tune HM-B

CPU Core i7-11700
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX3060
価格 208,670円(税込)〜

ケース前面にHDMI端子が付くので接続が簡単です。

 

フロンティア FRGH670/SG2

CPU Core i7-12700
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX3060
価格 254,800円(税込)〜

第12世代CPU搭載で排熱処理に優れたPCケース採用。

快適な構成

より快適な環境で作業したい方はこちらを選んでください。

GPUメモリ8GBを積んだGeForce RTX3070は、前世代のGeForce RTX2070 superよりも40%性能アップ。

新モデルである3070 Tiはコスパに優れたハイエンドモデルです。

ツクモ GA7J-G221/B

CPU Core i7-12700
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX3070Ti
価格 261,000円(税込)〜

最新グラボ搭載で、カスタマイズ性に優れたPC。

マウス HN-Z-3070Ti

CPU Core i7-11700K
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX 3070 Ti
価格 283,470円(税込、送料込)〜

サイドはガラスパネルで内部のLEDが華やかに。

ストーム PG-PE12T

CPU Core i7-12700K
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX3070Ti
価格 330,600円(税込)〜

フロント部分にRGBファン2基搭載。

セブン ZEFT G23J

CPU Core i7-12700
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX 3070 Ti
価格 287,980円(税込)〜

ホワイトのケースを採用。タイプCケーブル端子もあります。

余裕のある構成

最新グラフィックボードの3000シリーズの中でも、最上位に位置するRTX3090は映像制作にはもってこいのグラボ。将来を見越して余裕のある環境を準備したい方はこちらを選んでください。

RTX3090の性能には及びませんが、近い性能を出すことから、コストパフォーマンスに優れたRTX3080・RTX3080Tiもおすすめです。

ツクモ GA9J-J214/ZB2

CPU Core i9-12900X
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX3080
価格 383,750円(税込)〜

RTX3080の中ではコスパが高いツクモのPC。

フロンティア FRGBX570/SG6

CPU Ryzen 9 5900X
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX 3090
価格 467,800円(税込)〜

ケースは黒・白から選べる。12コア24スレッドのRyzen 9 5900X搭載。

マウス G-tune HP-X

CPU Core i9-10900X
メモリ 64GB
GPU GeForce RTX3080 Ti
価格 549,780円(税込)〜

赤いラインのアルミパネルがおしゃれなケース。

ストーム PG-FC12T

CPU Core i9-12900K
メモリ 32GB
GPU GeForce RTX 3080Ti
価格 454,800円(税込)〜

コンパクトなツヤ消しアルミニウムケース。

まとめ

今回はMAYAにおすすめパソコンスペックについて解説してきました。

業界に入ると最もメジャーなCGソフトなので、早いうちからMAYAに合わせたPCスペックの準備が大切です。

CG制作はグラフィックボードの性能が大きく関わるので、一番妥協せずに選んでください。